2013年2月7日付けで、商工会議所より日商簿記検定試験の出題区分表改定のアナウンスが出ております。改定は、次回試験である第134回試験(6月9日)より適用となります。
弊社の簿記検定試験の関連出版物について、改定該当箇所の有無をお知らせします。
『改訂新版 日商簿記2級 14日間ラクラク合格術』(2012.5.11刊行)
『改訂新版 日商簿記3級 7日間ラクラク合格術』(2012.5.11刊行)
『'13〜'14年版 日商簿記2級 14日間ラクラク合格問題集 仕上げの過去問題付き』(2012.10.17刊行)
『'13〜'14年版 日商簿記3級 7日間ラクラク合格問題集 仕上げの過去問題付き』(2012.10.17刊行)
→上記4点については、原則そのままお使いいただけます。
→上記の4点以前に出版された弊社商品については個別にお問い合せください。
以下、個別の改定箇所に関して補足いたします。
【2級】
●改定箇所その1
(「売買目的有価証券」の貸付、借入、差入、預かり、保管を1級の範囲へ移管)
弊社商品では当該取引についても解説しておりますが、従来より2級試験においても一部1級の内容が出題されることがあり、学習することによる不利益は大きくないと判断いたします。
必要がないと考える場合は、該当箇所は飛ばして学習していただいても構いません。
●改定箇所その2
(「営業外支払手形」及び「営業外受取手形」に関する取引を※印付きで2級の範囲へ移管)
弊社商品では当該取引について解説しておりませんが、※印付きの内容は「本来は1級の範囲であるが、場合によっては2級でも出すことがある」という項目ですから、合格に本当に必要な部分だけに学習内容を絞っている弊社シリーズでは特に取り上げません。
従来から、※印付きの項目で本書に説明が載っていないものはほかにも複数あります。
●改定箇所その3
(保証債務の取崩を2級の範囲に追加)
当該取引は以前は2級の試験範囲ではありませんでしたが、弊社商品では過去の出題頻度などから学習が必要と判断し、従来から解説等を収録しております。
同じように、試験範囲外であっても出題頻度などから学習が必要と判断し、解説等を掲載している項目は従来から複数あります。
●改定箇所その4
(「その他の引当金」を※印付きで2級の範囲へ移管)
弊社商品では当該取引について解説しておりませんが、※印付きの内容は「本来は1級の範囲であるが、場合によっては2級でも出すことがある」という項目ですから、合格に本当に必要な部分だけに学習内容を絞っている弊社シリーズでは特に取り上げません。
従来から、※印付きの項目で本書に説明が載っていないものはほかにも複数あります。
【3級】
●改定箇所その1
(「貸倒損失」を3級の範囲へ追加)
「貸倒損失」に関しては、弊社商品では従来から解説等を収録しております。
●改定箇所その2
(「償却債権取立益」を3級の範囲へ追加)
「償却債権取立益」については、前回の改定においていったん試験範囲から外されたものですが、今回、再度範囲に追加されることになりました。
弊社商品では、合格に本当に必要な部分だけに学習内容を絞るという趣旨に鑑み、試験範囲に含まれていたときから当該勘定については解説しておりませんでした(過去問題において、当該取引が出題された際にのみ解説を加えていました)。
今回の改定でも、公表された改定趣旨において「出題の可能性自体がなくなったわけではない」と抑制された表現になっていること、今回の改定までの経緯、さらには近年の出題頻度から判断して学習しないことによる不利益は大きくないと判断できることなどから、弊社シリーズでは特に取り上げないこととしました。
なお、『'13〜'14年版 日商簿記3級 7日間ラクラク合格問題集 仕上げの過去問題付き』に関しては、第127回試験の過去問題の中で解説を加えております。
ただ、読者の皆さまの中には不安に思われる方もいらっしゃると考えますので、以下に『改訂新版 日商簿記3級 7日間ラクラク合格術』の読者用「償却債権取立益」に関する補足資料を公開いたします。
必要と考える場合には、弊社商品の学習と合わせてこちらの補足資料もご参照ください。
補足資料はこちらから